毎日連載中|夫婦世界一周エッセイ

入国審査時は必ず宿泊先の住所を控えておこう|夫婦世界一周旅行の注意事項① 

こんにちは、草作です。

僕と妻のフウロは2018年8月から4か月間、夫婦で世界一周旅行をしてきました。

その時に感じた旅の注意事項をお伝えするコーナー。

今回は「入国時の注意事項」です。

日本人には馴染みのない入国時の恐怖

夫婦世界一周旅行で一番怖かったのはいつだったと思いますか?

スリランカでフウロがサソリに刺された時?

スリランカの宿が見つからなくて途方にくれた時?

スリランカの宿で巨大なクモが荷物から出てきた時?

怖かったことを思い出すとスリランカの事ばかり出てくるのはなぜでしょう。

まあそれはいいとして、全部不正解。

一番の緊張を感じたのは「入国時の審査」です。

世界一周して気が付いたのは、外国の人たちにとって海外に入国するのは一大事ということ。

なぜなら、みんな海外に行く為にすごく前からビザの申請をして、時間と労力とお金をかけてやっとこさ海外に出てきます。

「日本人はビザがほとんどいらないってほんとか!?」と羨ましがられるのはそのせいです。

でも、その準備が報われるかどうかは入国審査のその瞬間まで分かりません。

入国できるか、できないかが決まるとても大事な時間です。

海外旅行の経験が浅い僕たちはこの入国審査の深刻さがよく分かっていませんでしたが、旅の序盤はすんなりと入国できたため、さして困りもせずに切り抜けてきました。

でも、モロッコにやってきた時、その報いを受けたのです…

警察のブースに連れて行かれ尋問の嵐inモロッコ

もともとモロッコ入国には、いつにない緊張感はありました。

入国審査が一向に進まず、空港に到着してから1時間以上も待ちぼうけをくらっていました。

周りには黒いヒジャブを被った女性たちがずらり。独特な圧迫感があります。みんな表情が暗いぞ。

心配事はもう一つありました。

モロッコでの滞在先の住所が未だわからないままだったからです。

僕たちはaibnbでモロッコの宿を手配していました。

通常では予約が確定されると、宿の住所が表示されるはずですが、なぜかモロッコの時だけはざっくりと「マラケシュ」と書かれたまま。

宿の主人は「タクシーを迎えによこすので大丈夫」と言っていましたが、一抹の不安がずっと傍らにあるまま、入国審査の列はどんどん進み、ついに自分たちの番がやってきました。

忙しそうに入国カードを見る番人が、住所欄を指差し「ここに記入してくれ」と言ってきます。

やはり来たかと思いながらも、airbnbでここに泊まるということ。

なぜかシステム障害で住所が出ていないということ。

でも空港の前に人が待ってくれていることを説明しました。

分かった。じゃああっちに行ってくれ。と言われ、向かった先に会ったのはドラマで見るような尋問ブース。

嘘だろ…と思いながら入ると、めちゃくちゃ怖い顔をした警官が「なぜ宿の名前が書かれていないんだ?」とにじり寄ってきました。

体の奥底から震えがきて、ただでさえ拙い英語が一切口から出てこなくなり、どうしようどうしようと考えて、そういえばとaibnbのメッセージ欄に宿主が載せてくれた電話番号を指差して、「ここに電話してくれ」と頼みました。

ものすごい不審顔を浮かべながらも、警官はじっくりとダイヤルを回し、宿主から住所を聞き出しました。なんでこいつらは住所を知らないんだといちゃもんをつけながら。

警官は「住所は書くように」と言い、特別な入国審査窓口に僕たちを案内しました。

これでもう大丈夫だろうと安堵して審査を受けると、ある項目で番人の目が止まりました。

「お前の職業はなんだ?」

いつも困っている項目でした。

世界一周旅行をする為に会社も退職している僕に、職業なんてありません。

適当にFREEとか書いていましたが、他の国ではそこに突っ込まれることはなく、むしろ「いいね〜エンジョイしてきて!」みたいな感じ。

ヨーロッパの入国審査は特にザルです。

「今僕は妻と一緒に世界一周をしているので、職業はないんです」

そう答えると笑って番人は聞きました。

「でも、旅から帰ったら仕事があるだろう」

目は笑っていません。

「まだ決まってないんです」

「またまた…騙せると思うなよ」

口元の笑みも消えていました。

「花火師…」

と言いかけて、やめました。テロリストと勘違いされそうです。

「プリンティングカンパニー」

とっさに、昔の職場を言いました。

「ほらあるじゃないか」

番人は嘘をつけると思うなよというような不敵な笑みを浮かべ、「次」とフウロを呼びました。嘘をつかせたのはあんただよ。

フウロはそれから10分ほどこちらに来ませんでした。

疲れた様子でこちらにやってきたフウロもまた職業欄で捕まり「ペーパーメイクカンパニー」に勤めていることになったとのこと。

ため息をついて腕時計を見ると、モロッコに到着してから4時間が経過していました。

おわりに:入国審査には必ずメモ持参

2003年の世界同時多発テロ以降、入国審査への基準はとても厳しくなりました。

我々日本人は世界の中でもかなり入国審査基準が甘く、「日本人ならいいわ」とスルーされるようなこともありますが、アフリカ・アメリカ・ロシアは特に審査が厳しいです。

質問をされてその場で流暢に答えられないと、荷物をひっくり返されて怪しげなものは没収されることもあります。

入国審査の際には、口で説明しなくてもいいよう滞在先・住所・職業を書いたメモを用意しておくことをおすすめします。

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