毎日連載中|夫婦世界一周エッセイ

草作について

 

 

草作とは

 

 

 

1991年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業後、凸版印刷に入社。電子チラシアプリのプロモーション、夫婦向けスケジュールアプリ「ふたりの」の新規立ち上げに携わり、2018年7月の退職後、紙作家の妻フウロと、世界一周旅行を行う。道中、世界各国の素材で紙を漉く「TRAEL’S PAPER」を実施。花火工房での勤務を経て、現在は三つの軸で活動中。仕事のご依頼はoxon91@gmail.comまでお願いします。

 

おもな活動内容

  • 「平成世代のいきかたを耕す」をテーマにした、講演と執筆
  • フウロのブランド「クラフトフウロ」のブランディング
  • つくりて夫婦の生活を発信するメディア「つくるいきる」の運営・イベントの開催

 

それぞれの活動内容については、こちらをご覧ください

平成世代のいきかたを耕す。 和紙商品と素材を扱うブランド、クラフトフウロについて

 

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経歴だけ伝えるとこんな感じなりますが、僕が大切にしている考えかたを少しだけお伝えします。

 

心と体がシンクロしない幼少期を経て

子供のころの楽しい記憶はたくさんありますが、同じくらい苦しんだ記憶があります。

それは、自分の心と体がうまく一致していないという感覚。

先生や親に指示された課題をこなすことがとにかく苦手でした。

一方で、手段は自由に決められるような環境では、驚くほど結果が出ました。

小学生6年生の時の成績は全教科のうち、Aはひとつだけ。

それが、全寮制の中学校に入り、勉強の仕方も時間の管理も自分でこなすようになると、成績がオールAになりました。

どうも自分は「自己流」が向いている人間のようだ、と思うようになりました。

残念ながらいくら自分流にやっても結果が出続けるわけではなく、オールAだったのはほんの一時期でしたが、僕にとってはこの体験がとても印象に残っています。

この経験がきっかけで、手段にとらわれない企画や芸術関連の道が広がったと言ってもいいかもしれません。

今でも僕のモットーは「自分が一番やりやすい方法はなにか」です。

 

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死から自分のありかたを考える

僕はいわゆる「行動派」タイプの人間です。

高校時代からバックパッカーをしたり、フウロとの結婚披露宴は自分たちで手作りました。

会社員を卒業してからは、世界一周旅行もしました。

でも、振り返ってみると、僕は最初から「行動派」だったわけではありません。

記憶の中で、行動のスイッチが入ったと感じた瞬間は高校2年の時です。

ある日、自分の知り合いが亡くなりました。

それはあまりに唐突で、心の準備が全くできていない状況での出来事でした。

先週までは元気に笑っているその人を見ていたのに、もうその人はいない。

今までお気楽に生きてきた自分の中で、何かが変わったような気がしました。

今でも、その時に思ったことを心情にしています。

 

僕の人生を全力で生きなければ、あの人に申し訳ない。

 

その人の為に生きるなんていう大層なことはできません。

でも、天国で僕たちを見ているであろうその人と僕が目を合わせた時、自信を持ってその目を見つめられるような、そんな人生でありたいと思いました。

それはきっと、僕にとって「後悔のない人生」ということだと思っています。

後悔のない人生。それは、自分のやりたいと思ったことを、全力で叶えようとする人生です。

世の中うまくいかないことだらけだし、叶えたいと思った形に叶うことなんてまずありません。

でも、叶えようとトライしている人生は、輝きに満ちていて、後悔はないと思っています。

 

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夫婦ふたり USで生きていく

僕は2005年に結婚し、今は妻フウロとふたりで暮らしています。

生きる上で大切にしている価値観は、世界一周旅行のきっかけにもなったハワイ島で出会った日本人女性から教わりました。

この考えは僕自身の信念以上に大切なものとして、常に心の隅に置いています。

 

どんなに愛していても、夫婦とは血のつながりのない他人。

でも、そんな他人が一緒に暮らして「家族」を作っていく。

家族へと変わっていく過程で「わたし」という単位、やがて「わたしたち」というくくりに広がっていく。

相手と自分に向き合い、ふたりで出した答えを選んでいく。

相手は、自分でもあり、自分は、相手でもあるのです。

そこに、人生の、夫婦で生きることの素晴らしさがあると思います。

USで生きる。

それが、僕たち夫婦が目指している生き方です。

 

 

おわりに

 

草を作ると書いて草作。本名です。

両親に由来を聞くと毎回内容が変わりますが、自分で認識している意味は、こんな感じです。

どんな地でも根を張り、立派に育って欲しい。

世の土に種を撒き、草を育てて言って欲しい。

僕自身が草のようにのびのびと育つだけでなく、世の中とつながって、種を撒いていく。

壮大な話ですが、名前に宿された意味を、すこしずつでも叶えていくような人生でありたいと思います。

草作でした。

 

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