毎日連載中|夫婦世界一周エッセイ

ニウエってどんなとこ。年間100人しか日本人が訪れない秘境・環境・宿泊の紹介

こんにちは、草作です。

今回は年間100人しか日本人が訪れないポリネシアの秘境ニウエについてご紹介します。

僕とフウロが夫婦で訪れた時にはまだまだマイナーな国でしたが、世界ふしぎ発見や最近ではキングコング西野さんが旅行したことでも有名になりました。

ニウエは僕とフウロが訪れた国の中でも、一番と言っていいほど素晴らしいところでした!

しかし、ここニウエは秘境と言われるだけあり、情報はほとんどありません。

今回はニウエで1週間滞在した僕たちが体験したニウエの魅力を書いていきたいと思います。

ニウエの概要

「ニウエ 国旗」の画像検索結果

ニウエはニュージーランドから北東に約2,000kmに位置する島国です。


サンゴ礁が隆起して出来た小さな島に、約1,500人が暮らしています。

寒い時でも最低気温が20度弱の常夏の国。

独立した国としてはもっとも小さな国と言われています。

ニウエの魅力を一言で言うと

ニウエの一番の魅力、それは最後の原風景です。

例えば、テレビでハワイの文化を見て実際に行ってみると、民族の服を着て踊っているのは観光地だけで、他は案外都市化されていてがっかりした、ということがあると思います。

時は2018年。ネットが発達し、一人一台スマホを持っている時代では、「昔ながらの風景」というのは死語になりつつあります。

しかし、ここニウエに残っているのは、まさに昔ながらの原風景がそのまま残っています。

お母さんたちは生花で花のかんむりを作り、ヤシで編んだカゴを使い、誕生日には家にみんなで集まって持ち寄ったご飯を食べる。

もちろん、国にはWiFiもネットもありますが、そんな景色がまだ残っている。

そこがニウエの一番の魅力です。

ニウエの海は透明度100m!

ニウエといえば、透明度の高い海が有名です。

サンゴ礁で濾過された雨水が海に流れるため、透明度は水深100mとも言われているとか。

ここは観光地の一つ、タラバアーチの近くにあるタイドプール。

日の光が海に差し込むととてつもない透明度です。

あまりに綺麗で海の底がしっかり見えるので浅く感じますが、深さは5m近くあります。

また、珊瑚が隆起して出来ているため、海はなだらかな傾斜を経ていきなりズドンと深くなり、そこからは完全に海の世界。

ダイビングをしなくとも、シュノーケリングでいける距離に楽園が広がっています。

水深30cmのところに30cmの魚がいます

僕は岸の近くで50cmのヒラメや、アジの群れ、80cmのブダイ、2mのエラブウミヘビなどを見ました。

他にも、丸太の大きさのウツボや、ウミガメもイルカもクジラも(でっかいサメも)、文字通りなんでもいるそうです。

フウロは今まで海嫌いで、日本の海では水深1mの海辺でも怖くて絶叫していましたが、ニウエでシュノーケリングデビューしました。

5mの深さの海でもへっちゃら。人はこうも変わるのか。

フウロ曰く「海が綺麗すぎてゼリーみたいな色してる」とのこと。ここまで綺麗なら怖くないそうです。

今まで、沖縄、屋久島、ハワイ、スリランカなど色んな場所の海をみてきましたが、ニウエは正直別物です。

僕はいつか子供ができたら、ここの海の綺麗さを見せてあげたいと思いました。

王様のプールと呼ばれる場所の透明度は群を抜いていました

ニウエの絶品グルメ、ヤシガニを自分でとって食べよう

ニウエのもう一つの名物。それは、ヤシガニです。

ヤシガニとは、ヤドカリのお化けみたいな生物です。

元は殻を持って海で生活していたヤドカリが、大きくなって殻から離れ、陸で暮らしています。

多分ヤシガニも小さい時はこんな感じなんでしょう。

チビのヤシガニは甲羅を持っています

大きいものになると全長50cm、50歳にもなるとか。

日本では西表島などでも見られる希少生物ヤシガニは、非常に美味なことでも知られています。

しかし、日本のヤシガニは毒があり、なかなか食べられません。

沖縄に自生している毒の植物が理由だとか。ニウエにはその毒の植物が生えていないため、どのヤシガニも食べれます。

あまりの美味しさにニウエから密輸を企てる猛者もいるそうです。

僕たちは今までヤシガニを見たことがなかったので、ニウエに行ったらなんとか見たい、そして食べたいと思っていました。

いざ行ってみると、夜に散歩してヤシガニを見るツアーがあるとのこと。

ただ、一人50NZ$(約4,000円)程度。帰国も間近で懐が寒い自分たちには無理だと断念しました。

ところが、現地人に聞いたところ、「ヤシガニなら自分で獲れますよ。」とのこと。

耳を疑って詳しく聞いたところ、9時ごろにニウエの大通りを空港に向かって車を走らせると、よく横断しているというではありませんか。

僕は水曜どうでしょうの激闘 西表島で、ヤシガニの捕獲方法を観ていました。

葉っぱにシーチキン載せておびき寄せて…って、ああいう形でおびき寄せないと獲れないんじゃないの?

その日の夜8時半。

犬にビビりながら(次項参照)トロトロと車を走らせると…。

うわっ!いた!

カニを縦長にしたような独特なフォルムのヤシガニが通りのど真ん中にいるではありませんか!

ヤシガニの捕獲方法は案外かんたん。

  1. 背中を踏んづけて身動きを取れなくする
  2. ハサミの次の足を上にあげてクロスさせる
  3. そのまま掴んでもっていく(もしくは結束する)

そろ〜りと近づいて、ヤシガニの背中の部分を踏んづけます。

ヤシガニ捕獲の際にもっとも気をつけるのは、ハサミではさまれないこと。

ハサミの力は強力で、体重の百倍の力で挟むことができるそう。パイプさえもへし折ると言われています。

そのかわり、ハサミ以外の足はトゲトゲが痛いものの危なくないので、その足をバンザイするように上にあげてしまうと、ヤシガニは歩けなくなります。

僕たちはたまたま結束バンドを持っていたので、関節部分をがっちり固定したら一切動けなくなりました。

そのまま鍋に入れて、茹でるのが良し。あっという間に力を無くし、結束バンドもとることができました。

鮮やかな青色の体が、真っ赤に染まったら茹でごろです。

元は裏が真っ青です

足には隙間なくびっちり蟹肉が入っています。歯ごたえはプリプリしてて最高。

30センチくらいのヤシガニを一人一匹食べると、満腹になります。

ヤシガニはいたるところにいますが、買うと高いそう。

沖縄でも食用のヤシガニは一匹1万円〜売られているほどの高級食材。

ニウエに行ったらぜひヤシガニハンティングにチャレンジしてみてください。

ニウエのココナッツは最高に一番おいしい

ニウエは石灰分を含んだ水のためか、育つ植物が限られています。

周りに生えているのは、ココナッツとパパイヤだらけ。まさに南国の風景です。

僕たちは今まで日本、タイ、スリランカなど、色んなところでココナッツを食べてきましたが、ニウエのココナッツはどの国のものより美味しいです。

実が大きく、ココナッツウォーターはまるでアクエリアスのような清涼感。

そして、白いココナッツの裏側の肉は、油分が豊富に含まれていてコクがあります。

まだ青い状態のココナッツは中の水分が豊富に含まれていて、白い肉の部分はプルップル。スプーンでかんたんにすくって食べられるそう。

そこから陽を浴びて水分が蒸発してくると、中の水も酸味を帯び、白い肉は硬く厚くなるそうです。

そうなったものは白い肉をガリガリと削って絞ると、ココナッツミルクになります。

注意!ニウエで一番怖いのは海よりも狂犬(狂犬病はありません)

海も最高、食も最高。

いいとこづくしのニウエですが、気をつけなければいけないこともあります。

一つ目は海。ニウエは四方海に囲まれた小さな島国。

そこにいると海の偉大さも怖さも感じます。

海は日によって表情を変えます。昨日は穏やかだったのに、今日は時化っているということも。

天候に比例せず、海が荒れることもよくあるそうです。状況は見つつ泳ぐようにしましょう。

また、現地の人にしかわからない沖への引き潮があるそうです。

観光客はそれに持ってかれるとパニックになりがちなんだとか。

遊泳できると書かれているポイントでもそういう場所があるそうなので、泳ぐ時には現地の方のアドバイスを聞きながら泳ぐことをお勧めします。

それよりも怖いのが、犬です。

ニウエには飼い犬や野犬がうろうろしています。

このニウエ犬には、現地の方や観光客を含め、結構な数の人が被害に合っています!

僕たちはもともと、ニウエでは自転車で移動する予定でした。

こういう通りによく座っています

初日に到着後、宿にあった無料の自転車で海に出かけ、帰る途中に犬の襲撃に合いました。

行きはなんともなかった犬が通り過ぎるタイミングで吠えたかと思ったらものすごい勢いでこちらに走ってきて、一匹が三匹に増え、回り込まれ…

あぁ!噛まれる!

と思った時に、たまたま近くを箒ではいていたおばさんが追っ払ってくれました。

その後に急いで家に帰ろうとすると、またもや同じ犬が追いかけてきて、あっという間に追いつかれましたが、今度は飼い犬が飛び出し、僕を救ってくれました。

僕は奇跡的に助かりましたが、ニウエで犬に襲われて噛まれなかった人の方が少ないそうです。

実際に、昨年来た日本人観光客も噛まれています。

僕たちの帰りのフライトに乗っていたおばあちゃんがギプスして仰々しい形で帰国していましたが、あれも犬かもしれない…

ニウエの犬は狂犬病の心配はないそうですが、噛まれたら痛いし海も泳げなくなります。

一番の対策は「車を借りること」「夜間は立ち歩かないこと」この二点です。

自転車は本当に危険です。特に自転車は追いかけられやすいそうなので、移動の足で使うのは本当にやめた方がいいです。

また、夜間はどんなに近いところでも車に乗りましょう。

寝ていると犬の遠吠えが聞こえることがあります。

夜は彼らがもっとも活性化する時間ですよ。怖い怖い…

ニウエへのアクセス・費用

ニウエへのアクセスはわりにかんたん。

日本→オークランド(NZ)→ニウエという形で行くことができます。

逆に、ニウエへ行く飛行機はオークランド以外からは通っていません。しかも三日に一度。

往復の交通費は一人約17万円。滞在中の予算は宿泊費・レンタカーも含めて、1日1万円あればお釣りが来ます。

一人で行っても二人で行ってもさほど費用が変わらないので、団体の方がおすすめです。

行く場合は小笠原諸島を旅するような気持ちで、1週間ほどスケジュールを空けていくのがいいかと思います。

クジラなどが見えるシーズンは9月。観光客がもっとも増えます。

僕たちが行った11月の終わりは観光シーズンの終わりで人が少ないですが、お店もやっていますし、気候も暖かくて快適。

海で獲れるウニが美味しくなるシーズンでもあります。

さいごに

今回はポリネシアの秘境、ニウエを紹介しました。

みんなにこのニウエの素晴らしさを知ってもらいたい!という気持ちと、誰にも知られたくない!と思う気持ちが混在する不思議な国です。

興味があるかたは、ぜひ行ってみてくださいね。

ニウエ在住サポートライダー YUKI KISHI

 

 

2 COMMENTS

アバター 戸田 四郎

私達も初めてのニウエ/最後(最後と言って2年経ちました。)になる?海外旅行でニウエへ、2018年11月に行きました。
僅か3泊の旅でしたが、その間Kさんに大変お世話になりました。
私達夫婦は島好きで島旅行を目指しています。来週は、南北大東島及び久米島を目指します。 これからは短期間の日本の島旅行をしたいと思っています。
宜しくお願いします。
世界一周と言うことですが、2箇国以外に、どのようなルート(国)ですか?

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アバター 草作

コメントありがとうございます。戸田さんもニウエへ行かれたのですね!
島巡りをしていらっしゃるんですね!大東島なども行ったことがありませんが、まだまだ未開の地というイメージがあります^^
僕たちは西回りルートで世界一周をしました。
ニュージーランド・ニウエの他には、↓のような形で旅しました。
ロシア→トゥヴァ→タイ→スリランカ→イギリス→スペイン→ポルトガル→モロッコ→アメリカ→ハワイ
各国の記事を掲載していますので、お時間がある時にでも他の地も見てみてくださいね^^

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