毎日連載中|夫婦世界一周エッセイ

サハラ砂漠のツアーは、化石も砂漠も楽しめる盛りだくさんの内容!メルズーガ4DWツアー

こんにちは。草作です。

夫婦の世界一周旅もスタートして約3ヶ月。

モロッコ、メルズーガにやってきました。

今回はサハラ砂漠の概要と、サハラ砂漠で参加できる4WDツアーの内容と魅力について紹介します。

サハラ砂漠ツアーは僕たちが世界を旅してきた中で歴代2位になるほど素晴らしい体験だったので、もしサハラ砂漠に行くことを検討している方、行ってから何をしようか悩んでいる方はチェックしてみてください。

MEMO
このツアーは日本人御用達宿、リヤドマムーシュで申し込むことができます

歴代一位の場所はこちら。

その前に:サハラ砂漠は危険がいっぱい

メルズーガはアルジェリア国境近くにある小さな街。

サハラ砂漠の玄関口として有名なこの街は、少しディープなモロッコ旅をしたい旅行客で賑わっています。

メルズーガの街から歩いて1kmも行けばそこはすぐサハラ砂漠が広がっています。

ツアーじゃなくても十分楽しめるんじゃないか?と思っていましたが、現地に着いてすぐに自分の目論見が外れたことが分かりました。

サハラ砂漠はとにかく危険がいっぱいです。

第一に、砂漠は広大です。

玄関口でちょこっと歩く分には大丈夫ですが、迷子になったら大変。

意外に高低差があるので、丘の先がどうなっているのかは分からず、常に100m先の様子も分からない状態です。

そして、砂漠に潜む危険は迷子だけではありません。

砂漠にいるサソリは毒性が強く、刺されると激痛が走るだけでなく、人によってはアナフィラキシーショックを引き起こし、大変なことになる場合もあります。

蛇だっています。ガラガラヘビやツノクサリヘビといったヘビが代表的です。

毒のヤバさでいったらサソリよりもさらに強力。

頭を切断したガラガラヘビに手を噛まれて重体なんていう恐ろしい記事もあります。

彼らはその地に適応した色になるため、通常の砂漠なら砂漠色、黒い砂漠なら黒色になるから見分けもつかない…

「心配しすぎなんじゃないの?」と考える人もいるかと思いますが、そんな方にこちらの記事をチェック。

そして、フウロもスリランカでサソリに刺されました。

しかも、人の往来が激しい街中でのことです。

どこにでも出てくる。それがサソリです。

はじめて砂漠を目にする旅行者には、どんな場所に何が出てくるのか、なにに気をつければいいのか分かりません。

よって、前段階としてツアーに参加し、情報を蓄えてから行くのが吉と判断しました。

散々脅しましたが、行く時期によって危険度は異なるようです。

サソリの最盛期は夏場。前述のサソリに刺された方も、ブログの日付は6月下旬でした。

僕たちが行った11月は、メルズーガの季節でいうと冬の入り口。

「サソリは暑い時期にしかでないからダイジョーブ!」と何度も言われました。最後まで信じませんでしたが…

ちなみに、ヘビはオールシーズン出るそうです。気をつけるに越したことはないですね。

4WDサハラ砂漠ツアーの概要

さて、本題です。

僕たちが参加したツアーは、メルズーガの日本人御用達の宿リヤド・マムーシュで企画されているツアーです。

リヤド・マムーシュ到着時に日本語がペラペラのモハさんからツアーの説明がありましたが、現地に行くまでその存在を知りませんでした。

このツアーは朝10時〜2時の約4時間で、約10箇所の場所を巡ります。

今回はこのツアーの内容を章ごとに紹介します。

ツアードライバーはクレイジーガイドことATMAN(オットマン)

リヤド・マムーシュのオーナーモハさんに「めっちゃめちゃベルベル人」と言わしめる陽気なおじさんです。

MEMO
ほぼネタバレですが、ツアーの内容的に中身を知っても体験が異なる可能性が高いので、参加を悩んでいる方も一読するといいかと思います。

1.メルズーガのオアシス探検

最初の観光場所は、サハラ砂漠周辺の生活を支えているオアシスから。

メルズーガの街を出て数百メートルの場所に、オアシスへと続く道があります。

すーっと先まで伸びた用水路に沿って緑が広がり、その光景はまさにオアシスそのもの。

この用水路はメルズーガをはじめ、様々な街に水を供給しています。

よく見ると、幾重にも分かれた用水路の入り口が、土で塞がれています。

「これは、それぞれの街に水を供給するために、時間単位で供給先を区切っているんだ。7時間ごとに供給先が変わるよ」

オットマンの説明は英語とときおり日本語が混じってとても分かりやすいです。

カエルがひょっこり顔を出したりして、つい砂漠であることを忘れます。

さらに歩いて行くと、オットマンがそばにあるヤシのような木から実を採ってくれました。

これは、デーツ。ナツメヤシです。

手で簡単に向ける表皮は繊維質で、味は日本の干し柿のような甘みが広がります。

2.ブラックデザート

ブラックデザートとは、何千年も前に噴火した火山の噴石が細かく砕かれて一面に広がり、砂漠の色を黒くしている箇所のこと。

近くで見ると意外に噴石の感覚が広いですが、遠くを見渡すと、確かに真っ黒に見えます。

記念に石を持ち帰りました。

3.ピンクフラミンゴ

次に訪れたのは、メルズーガから10分ほど車で走った先にある巨大な水たまり。

10月から12月の雨季にのみ出現する湖だそうです。

そこでは、ピンクフラミンゴを見ることができます。

砂漠でピンクフラミンゴ。全然イメージがありませんでしたが、羽の色はしっかりピンク。

「今年はよく雨が降っていい年だ。この二年間はひどかった。雨が一滴も降らなかったんだよ。」

この地に住む人にとって、水は命を支える大切なもの。

いつも陽気なオットマンが見せた真剣な眼差しが印象に残りました。

4.いよいよサハラ砂漠へ

いよいよサハラ砂漠を目指します。

遠くから見ると、砂漠は意外に高低差があるんだなという印象。

近くに行くと、本当に高く、急斜面です。

砂漠についてはぜひ現地で感じてみてください。

真っ青な空とオレンジ色の砂漠の境に自分の体を持って行くと、絵の中に入り込んだような不思議な感覚になります。

5.岩の上で撮影会

次に、あたりが一望できる撮影スポットにやってきました。

上から見ると、メルズーガは本当に小さい街だということがよく分かります。

 

6.フェネックとのふれあい

次に出会ったのは、サハラ砂漠に生息する狐、フェネック。

子供たちがフェネックを抱いて車にやってきます。ペットなのかな?

ピンと伸びた耳や目の感じはネコのよう。体つきは小型犬のようです。

フェネックはネコ目イヌ科キツネ属という、どっちつがずな動物。

でも、アメリカCNNが「世界一可愛い動物ランキング一位」に選ぶほどの愛くるしさです。

抱っこさせてもらいました。

柔らかくてとっても暖かい。

毛からはほんのりお布団のような香りがしました。とっても大人しくて可愛らしいです。

フウロはこのふれあいにものすごく驚いていました。

通常、フェネックは臆病な性格で、懐くのも難しいと言われています。

そんなフェネックをモフモフできるなんて最高です。

世界旅行中様々な動物と触れ合ってきましたが、ふれあいレベルではフェネックが堂々の一位。

動物好きにはたまらない体験です。

MEMO
触れ合ったあとは子供たちにチップをあげましょう。20DHあたりが相場のようだとあとで知りました。

7.スーダン村の演奏会

 

メルズーガ近くには、移り住んだスーダン人の方々の村があります。

ここでグナワミュージックを聴くことができます。

どちらかというとまったりクオリティ。

どこからともなく手をつなぎ、中心に集まっては広がりを繰り返しますが、そんなに盛り上がらずに終焉。

8.アンモナイト探し

さて、この砂漠ツアーの中でも、僕がもっとも興奮したのがこの化石探し。

サハラ砂漠の脇には昔海に沈んでいた土地があります。

巷に出回ってるようなアンモナイトなどもモロッコ産が結構多いそうです。

アンモナイト自体は日本にいたって買うことができますが、何より「自分の手で」アンモナイトを見つけられるというのは興奮せずにはいられません。

化石採掘場所にやってきました。

全く代わり映えのしない光景です。本当にここなのかな。

オットマンがおもむろに石を指差し、ペットボトルの水をかけると、

おお〜!あっという間に見つかりました。

ここにはカラマリと呼ばれる魚の骨やアンモナイトがゴロゴロと転がっています。

なかなか巨大なものを見つけるのは難しい。

でも、大きさではなく、「自分の手で」見つけるということがなによりも大切という考えの方は最高の体験です。

オットマンはあっという間にあそこだ!と指差します。

頭が半分くらいしか出てない奴を見つけたり。ものすごく悔しい。

残念ながらちびっこいのしか見つけられませんでしたが、大満足です。

9.水晶探し

化石探しの次はクオーツ(水晶)の旧採掘場に向かいます。

1960年代に栄えていたという村は、水晶を採り尽くしてしまったため、今はほとんど人が暮らしていません。

遠くに見えるのは、ここで亡くなった方々のお墓。

こんもり盛られた土の1m下に、土葬の遺体が眠っているそうです。

廃墟と化した建物と合間って、夜歩きたくない雰囲気を醸しています。

採掘場には、深さ10mにもなろうかという穴がぽっかりと空いています。

水晶は地下に眠っているそうで、ダイナマイトを使って穴を開け、奥から採集していたようです。

今でも小さなサイズの水晶はそこら中に落ちています。

10.MADMAX体験

採掘場の探検を終え、車に乗り込もうとすると、オットマンが「場所を変えよう」と言いだしました。

どうやら、僕たちを屋根に乗せて運転をするそう。

これはまさにMADMAX!

荒野をものすごいスピードで駆け抜ける体験は、楽しさと怖さが同時に訪れます。

僕たちを車に置いて歩いて行くオットマン。怖いです…

11.ベルベル人のお家訪問

そして、最後はベルベル人のお宅訪問。

僕とフウロがモロッコで一番やりたかったことが、ベルベル人お手製のベルベルピザを食べること。

ベルベルピザとは、土で作った自然の竃で熾火を利用して作るピザのことです。

僕たちが訪れたタイミングは、ちょうどお昼ご飯の準備をしていたようで、ベルベルピザをその場で作ってもらうことができました。

小麦粉と水を混ぜて寝かした生地を、小石を乗せた金属の板の上に乗せ、数分焼くと、ぷっくり膨れます。

塩味もなにもない生地だけれど、熾火で作られたベルベルピザは香ばしくてとても美味しい!

今もこうしてNOMADをしながら暮らしている人たちに出会うと、トゥヴァで出会った遊牧民を思い出します。

アジアとアフリカの暮らし方の違いを感じるのもまた面白いです。

砂漠ツアーのいいところ

この砂漠ツアーの長所は主に3つあります。

長所① 敏腕ガイドならではのオリジナルなツアー

メルズーガの見所を回るツアーは他にもあり、道中外国の団体ツアーにいくつか遭遇しましたが、オットマンのガイドは柔軟かつオリジナリティ溢れていて、飽きることがありません。

同じ場所を回る場合でもオットマンがガイドなら何倍も楽しめること請け合いです。

長所② 砂漠の宿泊と同じ日に参加できる

二つの長所は、もともと予定していたツアーにプラスオンできることです。

メルズーガに来る日本人旅行者は、メルズーガに夜到着→翌日:夕方砂漠キャンプ→2日後:チェックアウトというプランが多いようです。

しかし、この強行軍の中にもこのツアーはしっかり組み込むことができます。

移動は全て4WD。

移動中もそこまで悪路ではないので、マラケシュ→メルズーガのバスの疲労が残っている体でも、十分楽しむことができます。

長所③ 参加者が多ければかなりおトク

最後の魅力は、料金面。

4WDツアーは車一台まるまるの料金プランになっていて、最大6名まで参加することができます。

つまり、参加者が1名でも6名でも合計金額は同じ。

もし、同じ日程で滞在している旅行客がいれば、説得して参加するとおトクになります。

ただ、参加者がもし自分たちしかいなくても、自分たちのペースでゆっくりツアーができるので、値段分の価値はあるなと感じました。

4WD砂漠一周ツアーの料金と予約方法

砂漠ツアーは、リヤド・マムーシュで予約することができます。

リヤドマムーシュのHPはこちら

料金は1台で1000モロッコDH。約12,000円です。

最大6名でシェアすると、1人あたり約2,000円になります。

タジン鍋が大体50DHくらいというのはモロッコの料金の相場なので、この価格はかなり安めです。

さいごに

今回はモロッコ:メルズーガのWDサハラ砂漠一周ツアーについて紹介しました。

僕たちのモロッコ旅の中で一番の思い出になったツアーです。

メルズーガに行く際には、ぜひ検討してみてくださね。

オットマンジャンプ写真撮るのうますぎ

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