はじめに
僕がブログを始めることに決めて、記事の内容を探している時から、妻のフウロにどうしても書いて欲しいと言われていたテーマがあります。
それが、世界一周旅行中の生理対策のはなし。
僕たち男性にはなかなか実感しづらい話題ですが、実はフウロにとって、世界一周旅行をする上での不安要素としてかなり上位に上がっていたのが、この生理対策のことでした。
もともと敏感肌のフウロは、日本の生理用品でさえも肌に合わないことがあり、苦労していました。
そんなフウロも今日紹介するシリコーンカップのおかげで、旅中4回訪れた生理も大きなトラブルなく過ごすことができました。
今日ご紹介するシリコーンカップは、こんな方におすすめ。
- これから世界一周旅行を控えている女性。
- そして、そんな悩みを抱えているパートナーをお持ちの男性。
- そもそも、生理用品が合わなくて困っている方
フウロから聞いた話をもとに、代筆したいと思います。
世界一周旅行中の生理対策は、なぜ大変か?
旅中の生理対策がなぜ大変か?その理由は4つに集約されます。
慣れない環境・不潔な環境
まず第一に、清潔度。これが上がります。
僕たちはアジア・ヨーロッパ・アフリカ・アメリカ・オセアニア大陸と、一応全ての大陸を回りましたが、日本よりも綺麗なトイレに出会ったことは結局一度もありませんでした。
「ホテルのトイレでさえも」です。
もちろん、そのことについて海外の人たちを攻めるつもりはありませんが、今日の話のメインテーマは生理対策です。
便器が不潔だったりすることもあるし、腹を下すような水でデリケートゾーンを洗浄するのはちょっと…という人も多いかと思います。
大抵の旅好きブログの女性皆たくましく、「海外のナプキンだってへっちゃらだったよ!」という記事ばかり見かけますが、旅好きがみんな「強い」わけではないのです。
肌も弱い。生理も重い。でも世界一周したい…。
そのためにはどうすればいいの?を解消する必要がありました。
日本の生理ナプキンはかさばる
2点目は、世界一周旅行独特の事情。
「生理ナプキンを持っていきたい。でもそんなスペースない…」
ただでさえギッチギチに荷物を詰めているわけです。
そこに、昼夜用のナプキンを半年分詰めこんだらどうなるか?むしろナプキンと旅をしているのではないか?というくらいに荷物は膨れ上がります。
僕たちの4ヶ月の旅でさえそうだったので、1年〜2年の長期旅行を目指す方々ならなおさらそのはず。
日本から、慣れ親しんだナプキンを持っていくのは難しいという結論に至ることが多いかと思います。
海外にはトイレが少ない
海外では、絶対的にトイレの数が少ないです。
ヨーロッパではほとんどのトイレが有料。アジアではそもそもトイレが見当たらない。
たとえあっても水がなかったり、プライベートがなかったりで、なにかとトイレに困ることが多いです。
ナプキンの交換の必要がある時に、すぐに交換できないのもストレスに繋がります。
海外の肌に合わない生理用品は怖い
だいたいの旅行者が行き着く答えは、「現地の物を使う」。ここに行き着くと思います。
でも、フウロはこのことに一番不安を抱いていました。
「そもそも日本のナプキンだって合ってないんだよ?アレルギーとかになっちゃったらどうしよう…」
病院だって行けるかどうかわからないし、国によっては衛生環境に「かなり」不安を覚える国もあります。
その昔、フウロにヨーロッパ土産で生理ナプキンをプレゼントしたことがありましたが、やはり肌に合わなかったと言っていました。
確かにこのナプキンを使って生きている人はいます。
でも、やっぱりそれは「丈夫な人」の話であって、そうでない人もいる。
自分が「丈夫な人ではない」とわかっていたフウロにとっては、海外のナプキンを信じて使うこと自体が不安でした。
そこで、第4の選択肢を考えることにしたのです。
それが、シリコーンカップという選択でした。
世界一周旅行の救世主。シリコーンカップはここがいい!
本題です。
このシリコーンカップという商品は、欧米の方で人気が出てきている、膣挿入型の月経用カップのことです。
日中にこのカップを膣に挿入することで、生理中の経血がカップに溜まり、ナプキンで吸い取らなくても良くなります。
次章から、シリコーンカップのメリット8点を紹介します。
荷物が圧倒的に減る
圧倒的な長所は、荷物がぐっと減ること。
ナプキンの量も、カップから溢れた時の「予防」としての量のみになるため、荷物もかなり減ります。
もし海外ナプキンを使用することになっても、経血を直接ナプキンで受け止めることがないため、肌にも優しいです。
また、経血の量が多い時期の睡眠時に、ナプキンの代わりにシリコーンカップ +おねしょ防止用の透湿防水シートを使うことによって、睡眠時のナプキンの節約になります。
取り替える回数が激減する
多い日はカップから溢れる量の経血が出るため、付け直す場合はありますが、ナプキンに比べるとその回数はかなり減るそう。
経血の量によっては、半日はつけていられるそうです。
また、慣れてくると経血が溜まってくる感覚がわかるため、いつ取り替えればいいかの心配もいらなくなります。
蒸れない・気持ち悪くならない
ナプキンを使わないことで生まれる副次的なメリット。
ナプキンで経血を受け止める形ではなく、シリコンカップの中に「溜める」ため、ナプキンにはほとんど経血がつかない状態になります。
そのおかげで、夏場に起こりがちな蒸れによるあせもが無くなります。
また、敏感肌の人の中には、ナプキンに含まれている吸収剤が原因で体調不良になる方もいらっしゃると思いますが、その心配も無くなります。
世界一周旅行中は1日中歩くこともあり、快適に1日を過ごせることが何より大切です。
除菌ティッシュでお手入れできる
世界一周の中で特に大事な衛生面。
シリコーンカップはツルツルしているため、日本から持っていける除菌ティッシュで簡単にお手入れできます。
トイレの中で経血を流し、トイレットペーパーで簡単に経血を拭き取った後、除菌ティッシュで消毒すればOK。
海外の水を使うよりもずっと安心。
さらに、便器に座っている状態でもお手入れができるため、出先で付け直すことも可能です。
コスパ◎◎しかも長持ち
そして、何より安いのもポイント。
シリコーンカップカップは一個あたり数千円から購入することができます。
一回にかかる費用はナプキンよりも高くかかりますが、約1年で元が取れます。
しかも、一説によると10年以上も使えると言われています。
フウロは旅の半年前からシリコーンカップを活用し始め、すでに1年近くカップを使用していますが、今の所劣化はありません。
ショーツに漏れる心配がなくなる
シリコーンカップを使うことによって、ナプキンから経血が漏れ出て、ショーツまで染みてしまう心配が一切無くなります。
カップを使用する際には予防でナプキンを使う必要はありますが、ナプキンに漏れる量はわずかのため、気を使う必要が無くなります。
ラテックスアレルギーの人でも使える
膣内につけるタイプのカップは天然ゴム製のタイプもありますが、このシリコーンカップであれば、ラテックルアレルギーがある人も安全に使うことができます。
実際にフウロもラテックスアレルギーの気がありますが、シリコーンカップではアレルギー反応が出ず、快適に使用することができました。
旅行を素直に楽しめるようになる
世界一周の中でもっとも大切なこと。
それは旅行を素直に楽しめることだと思います。
1ヶ月に一回は訪れる生理中だっていろんな国を回るし、中では温泉に行くこともあれば、海に入ることだってあります。
フウロは、このシリコーンカップによって、生理中にある「日々気をつかうあの感覚」がなくなったと言っていました。
ちょっと血が出ているくらいの時であれば、温泉や海にも入ることができます。
今まで、出先での選択肢では「タンポン」でしたが、タンポンには向き不向きがあり、フウロの場合は体調が悪くなってしまうこともしばしばありました。
シリコーンカップなら、まるで「つけていることを忘れる」ことすらあると言います。
“旅の不安を一つ減らすことができる。”
それが世界一周旅行でシリコーンカップを使った方がいい一番のメリットかもしれません。
普段使いやレジャーにも使える
実はこのシリコーンカップ。
世界一周だけでなく、普段使いとしてもおすすめです。
普段の日中利用の他、生理終わり時期のレジャーなど、「終わってるはずだけど少し心配」という時にも、シリコーンカップを使うことができます。
シリコーンカップの購入方法
シリコーンカップはネット通販で買うことができます。
フウロが使用していたのは、ナチュラルカップのSサイズという商品です。
他の商品の使い心地はわかりませんが、洗いやすく、特に不満はなかったとのことです。
ただし、取り外す時には経血が飛び散らないようにそーっとはずす必要があるため、ある程度の慣れが必要だそうです。
フウロも世界一周出発前、数ヶ月に渡って「予行練習」を行い、自分の体に合うかどうかを試していました。
体の中に入れるものですので、効果は個体差があると思います。
ぜひ世界一周旅行を控えている方は、選択肢の一つとして試していただければと思います。
– 購入方法のご案内 –
【ナチュラルカップ】
【透湿防水シート】
おわりに
今日は女性の世界一周旅行の必需品、シリコーンカップを紹介しました。
いざ旅行に出るとなった時、男性は目先の準備にとらわれがちですが、実は女性特有の悩みが世界一周旅行のハードルとなっていることを知って驚きました。
口に出さなくても、実は不安に感じている。という女性も少なくないかもしれません。
もしカップルで・夫婦で世界一周旅行を予定している場合は、一度生理用品のことについて、パートナーに相談してみてもらえればと思います。
そして、良い旅をお楽しみください!


