ブログを書きたい。
TORAVEL’S PAPERの残りを仕上げたい。
観たい映像も映画も溜まっている。
でも、今の僕たちには、それよりもずっともっとやりたいことがある。
そのことだけ考えて、毎日毎日フウロと向き合って、全力を尽くしている。
フウロが言った。
「これは大人の青春だね。」と。
今日、フウロはまた一つ年をとった。
一緒に歩み始めた、僕たちの20代がそろそろ終わる。
それまでに、やるべきことをやり、駆け抜けた先に何があるのだろうか。
僕たちはその答えを無意識に知っているのだろう。
・・・
花火工房に行くために朝五時に起きると、寝ぼけながらフウロが言った。
「昨日Cold playのドキュメンタリー観ちゃった。すごくよかったよ。イヤホン推奨。」
僕はさっき、そのドキュメンタリーを耳で聴きながら、通勤した。
彼らの演奏を聴きながら、思い出していた。
2010年に僕たちは、FUJIROCKのグリーンステージで彼らの演奏を観た。
昭和を感じさせるような、アナログな電飾に人型を模した紙吹雪。
あの日一緒に観た景色を、僕たちはずっと追っているのかもしれない。
その道で出会う人たちは、皆全て僕たちの人生をより良いものにしてくれる鎹だ。
集中力を保ちながら、1日、また1日と時間が過ぎていく。
今まで感じたことが無いような時の流れを感じながら、もうそろそろ世界一周から2ヶ月。
3月にはきっとわかるはずだ。
僕たちは何者になれると。